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封じ込め・監視(Containment / Surveillance)

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封じ込め・監視(Containment / Surveillance)

 包括的保障措置協定において保障措置実施における重要な補完的手段として封じ込め・監視が上げられている。封じ込めは、核物質を格納する区域または容器や保障措置機器を格納する容器の物理的健全性を確立し、核物質又はその他の機器の不当な接近又はそれらの移動あるいはそれらへの妨害を防止することを目的としている。
 また、監視は、封じ込めの健全性に関する知識の連続性を維持するために適用される装置。
 知識の連続性が維持されている場合には、封じ込めの対象となる核物質の検認は、その健全性の確認で代替される。
 封じ込めに使用される区域や容器は、例として、貯蔵室又は貯蔵プールの壁、輸送フラスコ及び貯蔵容器がある。封じ込め自体が連続して健全であることは、通常、封印又は監視手段(特に、扉、容器のふた及び水表面など封じ込めの貫通部に対して)によって担保される。